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2015年1月

マガジンラック製作 (ダミーによる検証)

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成形合板は、狙ったRより少し大きい曲率になりましたが、
全て均一に仕上がったので合格とし、それに合う様に他のパーツを調整する事にしました。

模型では小さすぎて検証出来ない部分を、実物大のダミーを作って全体のバランスや
使い勝手などを調整し、部品を加工する為の冶具などを作って行きます。

作戦は決まったので、次回は部材の加工にはいります。

マガジンラック製作 (成形合板)

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先日製作した模型の本物を作る事になりました。
まずは、R状の側板の製作です。
写真は側板を作るために製作したR状の型板に、
ボンドを塗った2.5㎜の合板3枚を入れて、プレス機で圧力を掛けているところ
この状態でボンドが固まるまで数時間待ちます。


と、言っても分り辛いですよね・・・百聞は一見に如かず!
動画をご覧ください。


150130-1.jpg


数時間後、型板を外すとR状になった側板が現れます。
多少の戻りはありましたが概ね上手くいきました♪

次は加工、組み立てと続きます。
模型を作る様にスムーズにいけばよいのですが・・・

左市弘

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この鑿は、以前勤めていた家具屋さんにいた年配の職人さんが、
昭和37年のお正月に買い求めた物。

昭和37年当時彼は大工さんで、相当に腕の立つ職人だったのですが、
この鑿を買ってしばらくして、大きな病気になり片腕を失ってしまいます。
片腕を失って高い所に上がれなくなったため、
紆余曲折を経て家具屋さんで働く事になったのでした。

私が彼と会ったのは、それから随分と経った頃で、
私が図面工としてその家具屋さんに就職した時の事。
昭和一桁生まれの彼は、私にとって厳しく怖い存在で、
普通に話しが出来る様になるまで、随分と時間が掛かりました。

その彼が、私が独立する時に譲ってくれたのがこの鑿なのですが、
買い求めてから直ぐに病気になってしまったので、ほぼ未使用で
左市弘と言う名が入った鑿でした。

左市弘は、道具に疎い私でも知っている高価な鑿なので、自分には分不相応だし
高価なので買う事が出来ないと伝えると、
「貧乏人から沢山取るつもりはないし、払える時に払えるだけ払えば良いよ
ある時払いの催促なしでどうだ?」と言ってくれました。
そして、お言葉に甘えさせてもらう事にしたのですが、独立して数年は、
仕事も安定しなくて払ったり、払えなかったりの状態で、
最後の数万円は直接彼に渡す事が出来ずに、ご仏前に納めさせて頂く形になってしまい
自分の不義理と思慮の無さを後悔しました・・・


話しが長くなりましたが、その鑿を入れる箱を作り直しました。
壊れかけていてずっと気になっていたのと、相変わらず分不相応な気がしていたので、
せめて箱だけでもキチンとしないと・・・と思っていたからです。
やっとですが、作ることが出来て、少し気持がスッキリとしました。

今日久しぶりに彼の事を思いだして、大切に使わなければ・・・と改めて思いました。


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