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木製プロペラの製作 その2 

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計測作業が終わり(かなり手こずりましたが・・・)いよいよ製作に入ります。

実物を良く見ると、一本の木から削り出しているのではなく、
厚さ15㎜の板を7層張り合わせて塊を作り、それを削り出している様なので、
まずは薄板を張り合わせて木の塊を作ります。

大きさは、長さ2.100㎜×高さ105㎜×幅210㎜
塊になると結構な重さです。


160426-2.jpg

塊が出来たら、形が安定しているうちにボス部分の取り付け穴 8 箇所の穴あけをして、
型板を使いハンドルーターで平面の形に成型します。
プロペラ軸の取り付け穴は、あけてしまうと中心が判らなくなってしまうので、
最後にあけることにしました。


160426-4.jpg

平面形が出来たら今度は立面形の墨付け


160426-5.jpg

断面形は墨付け出来ないので、
100㎜ピッチに付けた墨と、等高線が交わるポイントに小さなキリで高さの目印を付け
削った時の目安をとします。

これで削る前の下準備が終了!
次回は切削加工に入ります。


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