メルヘン好きだった パティシエのための お仏壇 完成
メルヘン好きだった パティシエのための お仏壇のお話し。
気が付けば前回の blog で、出来上がりまであと少しとお話ししてから
半月も経ってしまいましたが、
その後無事完成してお彼岸前にお届する事が出来ました。
しかし、ここで一つ問題が・・・
随分とお時間を頂き、トライ&エラーを繰り返しながら、
納得がいくまで作り込ませて頂いたら、
気持が入り過ぎて、納品したくなくなっちゃいました・・・(笑)
でも、お届けしない訳にも行かないので、たくさん写真を撮らせて頂きました。
その一部ではありますが、ご覧頂けたらと思います。
側面の窓から内部を見たところ
内部の壁面と屋根裏は、ヒノキで床は栗材で出来ています。
彼がこの中で暮らす事をイメージしながら作りましたが、
はたして気に入って頂けたでしょうか?
照明器具は幾つかの候補の中から、ご主人らしい雰囲気の物を奥様に選んで頂きました。
入口のハンドル。ベースは真鍮で持ち手はウォールナット
外壁はアメリカンチェリーで枠と建具はホワイトアッシュで出来ています。
このカラーコーディネートも奥様にご意見を伺いました。
どんなお仕事でも、使われる方の暮らしに寄り添い、
日々の暮らしが豊かになる様なお手伝いが出来たら・・・
という思いで取り組んでいますが、
このお仕事をさせて頂き、その気持ちをより強くしました。
奥様からお伝え頂いた
彼を偲んで来てくれるお友達が彼が会えるような、
家族の団らんの時間に、彼をより身近に感じる事が出来るような・・・
その様なもの、場所を作る事が出来たのか?私では判断できませんが、
そういう場所になって頂けたら幸いに思います。
F様、この度はこの様な機会を頂き、
そして大切な場所を作らせて頂きありがとうございました。