天地返し
またまたこの季節がやってまいりました。
とは言ってもザリガニ釣りではなく、地域の田んぼの天地返しです。
天地返しとは、田んぼの土の表層部と下層部の土をひっくり返して、
硬くなった土を砕いて柔らかくする作業の事を言います。
この子は水路の草刈りの際見つけたザリガニ君。
昨日は曇天のお天気で気温も高くなく、農作業をするには丁度よい気候で、
耕運機が入らない田んぼの角や際を鍬で耕したり、草刈りをしました。
以前は手押しの耕運機と鍬とスコップで耕していたのですが、
広い部分を人が乗って動かすちょっと大きめの耕運機で耕す様になったので、
作業も随分と楽になりました。
この作業が終わると田んぼに水を入れ、代掻きと言ってさらに土の塊を砕いて
田んぼを平らにならす作業をします。
そして作業が楽になって時間が出来た分、田植えに備えた準備が出来ます。
これは脱穀した後の稲藁で、上下を切り揃えて育った苗を束ねる時に再利用します。
田んぼに関わる一連の作業を見ていると、無駄になる所が無くて感心してしまいます。
前回種をまいた苗床では、苗が順調に育っていました。
次回は代掻きで、6月上旬に田植えとなります。