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コノキリの根付

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お付き合いのある鳶職人の方から、コノキリの根付の制作を頼まれました
コノキリとは、
片手カケヤとも呼ばれ、杭や竹を打つ際に使われる小型のカケヤのことで、
鳶職人の方々が使う代表的な道具の一つです

根付は、江戸時代に流行した小さな細工物で、
和装の帯に吊るす堤物(さげもの 印籠や煙草入れ、帯締めのこと)
を吊るすための留め具の事を言います。

この方は、お祭りの時に結ぶ帯から吊るす煙草入れに使いたいとの事で
ご本人所有の黒檀材(こくたん)を持ち込んでの、気合の入ったご依頼でした

実物をスケールダウンして作ったものって
可愛らしくて、思わず微笑んでしまいます

以前ドールハウスの様なお仏壇を作った時もそうでした
今回のコノキリの根付も、ニヤニヤしながら
楽しく作らせていただきました


↓以前作らせていただいたドールハウスの様なお仏壇の記事
https://taromokko.com/diary/2017/10/post-455.html

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